金庫の故障

金庫が故障して修理が必要になることがあります。
シリンダーが消耗して使えなくなる、ということがあります。鍵をさしてもなぜか回らず、鍵を開け閉めすることができなくなります。
シリンダー内部が消耗するとピンが上下に動作しなくなるのです。
このような金庫の故障の場合にはシリンダーを交換するしかありません。シリンダーが古くなって消耗すると修理にも限界があるからです。そして、このような古い金庫はたとえ修理したとしてもまた壊れてしまう可能性が高いです。交換が一番確実な解決方法です。
カギ以外にもトラブルの発生はいくつかあります。
例えば扉のスイングが正常でなくなったり、ベアリングの動きが悪くなってしまうといったこともあります。
こういった金庫のトラブルをなるべく防ぐにはやはり定期的なメンテナンスが必要です。そうすることで長く使い続けることができます。
しかし、長く続けるのにもやはり限界があります。古くてどうしようもない場合には買い換えるのが一番です。
寿命もありますのである年数経ったら新しいものに買い替えて下さい。
古い金庫のオーナーさんの中にはどんなに古くて不便でも愛着があるのでこの金庫を使い続けたいと思う人もいます。長く付き合っていると愛着も湧いてくるのでしょう。鍵屋に相談すればそのような古い金庫のメンテナンスにも対応してもらえます。

鍵を自分で交換

鍵の調子が悪くなってきて交換したいと思うことがあると思います。
鍵を交換するのに一番楽な方法は鍵屋を呼んでお願いすることです。確実に交換してもらえます。
しかし、鍵屋さんに作業をお願いした場合、料金は1万円から2万円ほどかかります。
お金を払うんだったら時間と手間がかかってもいいから安く交換したいと思う人であれば自分で交換してしまうことをおすすめします。
鍵交換するときはまず自分が現在使っている鍵の種類を調べてみましょう。
鍵にはメーカー名と種類が書かれています。それがわかってから新しくつける鍵をどれにするか調べましょう。
ネットで鍵を取り寄せれば性能の高い鍵でも安く手に入れることが可能です。例えばカバ社のカバエースというシリンダーはピッキング防止の機能のついた防犯性の高い鍵です。こちらも鍵屋に取り付けてもらったら3万円くらいかかるのですが、ネットショップで購入すれば送料込みで5000円程度です。
さて、鍵を注文したら商品が届くまでに作業に必要な道具を揃えておきましょう。
基本的にはプラスドライバーのみで作業は可能です。それとチェーンカッターという道具が必要になります。
鍵を交換する作業はとても簡単です。まず、最初についているキーのネジをはずして取り外し、新しいシリンダーのバーを扉の厚さにあわせて切断します。そして新しいシリンダーをつけてネジでとめるだけです。

ハンドル錠

プッシュプルタイプのハンドル錠は今より15年以上昔に流行ってよく見られたタイプの錠前です。
親指で押しながら開けるタイプの玄関ハンドルです。
代表的なものにGOAL社製のグリップハンドルというものがあります。こちらは今から15年から18年ほど前に採用されていたモデルです。
最近になってアーム部分にトラブルがあるという相談が増えてきたようです。
連動しているカンヌキにトラブルが発生し、それによってアームのほうも故障してしまうということのようです。
こういったトラブルはいかに大切に扱っていたとしても避けようがないものです。毎日使っているものですのでやはりちょっとずつストレスがかかっていき、壊れてしまうことがあるのです。機械部品なので故障は仕方がありません。
しかし、仕方がないからといって我慢して使い続けたりしないようにしましょう。使いづらいなと感じたら修理をすることをおすすめします。
機械油をさした程度では故障はなおりませんのでトラブルが悪化する前に鍵屋に相談するのがおすすめです。
サムターンが動かなくなってしまった、ハンドルがとても重たいなどといった不具合があればそれは故障のサインです。鍵が一切使えなくなる前にメンテナンスをしておきましょう。

ドアノブ

15年以上使用しているドアのドアノブはだんだんと調子が悪くなってきます。
鍵がかからなかったり、ノブが回らない、というのが主な症状です。
こういったドアノブの不調の原因として考えられるのがストライクがカンヌキにあたってしまい、鍵が開け閉めしづらくなるということです。
鍵自体が悪くなったわけではなく、ドアの建付が悪くなったためにストライクとカンヌキがぶつかってしまうのです。
こうなってくるとドアノブはとても重たくなってドアを開けるのにも一苦労します。ドアを持ち上げてなんとかようやく鍵を回すことができるようになります。こんな力仕事は小さな子どもやお年寄りにとっては大変です。
こういったトラブルに対してはポイント部分を削り、ケースを掃除してさらに金物部品を交換することでかいけつできます。ドアが軽くなって簡単に鍵をかけられるようになります。
ドアノブが玄関に使われていることはほとんどないと思いますが、トイレのドアなどの室内ドアや勝手口、門扉などには使われていることがあるようです。
個室のドアの鍵が壊れてしまうと部屋の中に人が閉じ込められてしまうことがあります。誰にも気付かれず何十時間も閉じ込められるというケースもあります。
こんなことにならないように定期的なドアノブのメンテナンスをこころがけてください。